PythonとTCP/IPを用いたGMSと外部機器連携システム
Presenter
中村 飛鳥 先生
Dr. Asuka Nakamura
Affiliation
理化学研究所 創発物性科学研究センター 電子状態スペクトロスコピー研究チーム
Abstract
近年の科学技術の発展により、電子顕微鏡とその周辺技術は飛躍的な発展を遂げてきました。
その結果、外部機器との連携による複雑な実験条件構築や、機械学習/深層学習を用いた高度なリアルタイム解析等、電子顕微鏡を自動化されたシステムの一部として用いる必要性が高まっています。
このような自動化システムは、容易に遠隔化することが可能なことから、COVID-19に代表される感染症対策にも有効であり、今後の電子顕微鏡測定の潮流となると考えられます。
このような遠隔自動測定システムを構築するためには、電子顕微鏡を含む複数のハードウェアと、それを制御するコンピュータ(ソフトウェア)を密に連携させる必要があります。
DigitalMicrograph® Gatan Microscopy Suite® (GMS) 3.4以降のバージョンでは、Pythonが組み込まれた事により高度な拡張性を備えました。それにより、従来はSoftware Development Kitなどを利用した高度なソフトウェア開発が必要であった外部制御システムが容易に構築できるようになっています。
本Webinarでは、遠隔自動測定システム構築に必要とされる基礎的な技術要素である、
TCP/IPを介した装置制御をDigitalMicrograph上でどのように実現すればよいか、
そしてどのように遠隔自動測定システムを構築してゆけばよいかについて、以下のような内容を含めてご紹介いたします。
- 外部機器連携システムの事例
- システム構築に必要となるPythonコードの実例
- システム構築における注意点など
Friday, July 8, 2022
10:00 am - 11:00 am
Online Webinar
Japan
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