メリット:
Gatan社では、TEM観察を行う多くのアプリケーションにおいて革新的成果をもたらすことが可能な最新のCMOSカメラ、RioTMを開発しました。Rioをお使い頂くことで、視野、分解能、取得速度、そして感度の間でカメラ条件を選択する必要がなくなり、試料からの情報を全て記録することが出来ます。従来型のレンズカップリングやテーパード光ファイバーカップリングカメラでは、シンチレータで発生する光の多くが失われています。今回Rioの最適化された新しいシンチレータと1:1の光ファイバーカップリングによって、光の信号発生とその検出効率を最大化することが可能となりました。Rioは今後、最高加速電圧200kVのシンチレータカメラの新たなスタンダートとなるモデルです。
- 高感度: 新開発の最適化されたシンチレータと1:1光ファイバーカップリング。100%のデューティ比と超低読み出しノイズを実現するGpixel社製CMOSセンサーの採用
- 高分解能: 9 µmピクセル、30-200kVでの観察に最適化
- 広視野と高精細: 最大16メガピクセル (4k x 4k)
- ハイスピード: 4k x 4k 画素時最高20フレーム/秒、1k x 1k 画素時最高160フレーム/秒
- 高い操作性: シンプルな観察条件の設定を可能とするGatan Microscopy Suite® インターフェイス
- 高い柔軟性: 通常の像観察、高分解能像観察、その場観察、電子線回折、4D-STEMなど多くのアプリケーションにRioは使用可能
- Rioカメラ、全てにドリフト補正機能が標準搭載: ライブフレームレートでのフルレゾリューション観察が可能
- 外乱による像質低下を自動補正: 像撮影中の鏡筒、試料ホルダー、そして試料に起因するドリフトを自動補正
- ライブ、フルレゾリューションの表示: これまでのViewモードとAcquireモードの使い分けを不要とし、高速フーリエ変換像から確認可能なフルレゾリューションの情報がリアルタイムで表示可能
Physical Chemistry Chemical Physics
2022
Decoding the stoichiometric composition and organisation of bacterial metabolosomes
Nature Communications
2020
Materials Science and Engineering: C
2019